2011年02月05日

Base Ball Bear 10周年記念ツアーについて

小出です。ご無沙汰しております。

2011年11月11日、我々Base Ball Bearは結成10周年を迎えることになりまして。
つきましては、皆様への10年分の感謝の気持ちを込めまして、10周年記念ツアーをまわらせていただくことになりました。
タイトルは【Base Ball Bear 10thAnniversary SAYONARA-NOSTALGIA TOUR】です。

さて、今回のツアーにはコンセプトがあります。
Base Ball Bearはこれまで、

「夕方ジェネレーション」「HIGH COLOR TIMES」
「C」「十七歳」「(WHAT IS THE)LOVE&POP?」
「CYPRESS GIRLS」「DETECTIVE BOYS」

の、計6枚のアルバムを発表してきました(3.5thは2つで1つ)。
そして、そのそれぞれでテーマやコンセプトのある作品作りをしてきました。

今回のツアーでは、インディーズ時代を含む過去のアルバムの『世界観を再構築/再構成』しようと思っています。

10周年というタイミングのツアーですし、やはり「ベストヒット」的な内容にしたいとは思いました。
が、同時に「過去」な内容にはしたくなくて。

というのも、まず、前回のツアーを経てバンドが得たものがとても大きかったんです。
ライブ全体で何かを表現することや、何かを伝えること。
ずっと探してきた、自分達なりのその方法/そのやり方が、やっと見えたような気がしました。
ツアーを終えた時、反省以上に、今までにない充実感や達成感を感じることができました。
やっと尻尾を掴めた感触がしたんです。
なのに、ここで「過去の羅列」のツアーをしてしまっては意味がないと思いました。

僕達は今まで、僕達を更新し続けてきました。
過去は過去で、その時点で最善だと思う事をやってきましたが、決して「浸ること」「戻ること」はしてこなかったんです。
「原点回帰」にも、興味がありません。
興味があるのは、常に「これから」のことだけです。
だからこそ、「10周年記念」だからこそ、自分達の「これまで」を総括するからこそ、
「現在の自分達と未来への自分達」を表現しなければ意味がないんです。
いつだって、楽しいことは「これから」にあると思っています。
そんな僕達が僕達らしく「ベストヒット」かつ「現在と未来」を表現出来る方法を考え、そして、到ったわけです。
まさに、『さよなら、ノスタルジア』です。

また、このテーマ/コンセプトを思い付くに到るには、皆さんからの「あの曲はやらないの?」「あの曲をやってください」という声の影響もすごく大きかったです。
実は僕らの楽曲の中には、意図的に演奏して来なかった楽曲や、様々な理由からあまり披露しなくなってしまった楽曲があります。
「タイミングを逃した」「ライブで演奏してみたけど、なんか違う」などが主な理由ですが、
そんな楽曲を「生で聴きたい」という声を沢山いただきます。
僕の根もあまのじゃくですから、「やって!」と言われたら「やだ!」って言いたくなる部分もあるんですが(笑)、
それでもこういう機会ですので出来るだけ応えたいと思いまして。
でも、ただのサービスでそれらの楽曲を披露するというのは、少し腑に落ちない部分がありまして。
理由があって披露してこなかった楽曲を「演奏する理由」や「必然性」が必要だと思いました。
上手く、前回のツアーで得たもの、ワンマンライブ全体の構成の仕方(魅せ方)に結び付けたかったんです。
そして、見つけた理由が『世界観の再構築/再構成』だったというわけです。

もう少し具体的に、ツアーコンセプトについて話しますと、
まず、今回のツアーでは数種類(5〜6種類?)のセットリストを用意するつもりでいます。
そのそれぞれは各アルバムの世界観をテーマに構成していくつもりです。
また、「再構築/再構成」ですので、そのアルバムの全曲をやるとはいえません。
新旧織り交ぜた内容にはなると思います。
勿論、やってこなかった楽曲は「やる」方向ですが。
セットリストには過去のシングルのカップリング曲も多く盛り込む予定です。
各時期のカップリング曲も同一の世界観で制作されていることも多いからです。
(例えば「天空Lonely Hearts」は本来、「C」の1曲目になるはずでした。)
ただ、一概に「同じ世界観だからやる」とも限りません。
あくまで「再構築/再構成」です。
『いまのBase Ball Bearなら、こうやる』というのを目撃していただけたらと思います。

と、色々と語ってはみましたが、実際、観てもらうのがいちばん早いかと(笑)
頭の中の企画書を、書ける範囲で伝えるのがなかなか難しいです。
でも、僕達だから出来ること、というのは間違いないんじゃないかと思います。
これまでやってきたこととその世界観が、こうしてまた現在の自分に新しい面白いことを思いつかせてくれた。
なんて、不思議な感覚です。
是非、みなさんもツアーが始まるまで、想像をめぐらせたり、過去の曲の復習をしたりして楽しみにしていてください。
僕もすごくワクワクしています。

あっ。

あと、「新曲」もやるつもりでいます。

それでは、また。


Base Ball Bear 小出祐介
posted by bbb at 18:23| 小出祐介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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