2012年06月01日

日記【4月20日〜5月31日】

4月20日

ヒャダインさんこと、前山田健一さんと我々の新曲を制作することになり、2人でスタジオに入る。
今回の経緯に関してはゆくゆく話す機会があると思うので省くが、ヒャダインさんにとって完全共作は初めてのことなのだそうで、すごく楽しみにしてくださっていた。
勿論、僕も。

僕はバンドマンで、ヒャダインさんはプロの作曲家。
お互いの方法論をかけあわせる形で、原曲制作作業をしていくことになった。
例えば、ヒャダインさんのアイドルソングに使うようなメソッドをバンドサウンドに落とし込むとどうなるか。
それを想像しながら構成を組み立てていく。
メロディーはラリー形式で作っていった。
1行目は僕、2行目はヒャダインさん、また3行目は僕…というような感じで。
同時にサビの歌詞も考えた。
先日の打ち合わせ時に話していたテーマをそのまま文字にしてみたら、100点満点中、2点の歌詞になった。笑
でも、良い2点。
かわいそうで良い2点。


4月21日

昨日制作した楽曲の作詞にとりかかる。
歌詞も、ヒャダインさんとメールでラリーしながら書いていく。

作詞のスタイルに関しても、僕とヒャダインさんは全く違うと思う。
でも、共鳴する部分も沢山あって。
それは報われない青春時代を送ってきたということ。
全然自慢出来ないけど。
「青春をこじらせるとこうなっちゃうぞ」というのを、上手く歌詞にしたい。

AKB48「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」を観る。
僕はこの「Show must go on」という言葉がとても好きだ。
「何が起きても続けなければならない」。
暗転、4カウントがあって、イントロが始まった瞬間の前田敦子さんの笑顔と輝きには、鳥肌が立った。


4月22日

ベボベLOCKS!収録。
「SCHOOL OF LOCK!」番組内では珍しい、フリートークを収録。
台本にも本当に、『ここからフリートークです』と書いてある。
実に、雑談であったと思う。

スタジオで制作作業。
先日ヒャダインさんと制作した楽曲のアレンジに取りかかる。
原曲制作の段階でかなり曲がまとまっていたので、バンドアレンジも立ち上がりが早い。
まずは、ドラムの音色、及びパターンに重きを置いて作業する。

ある程度進み、1コーラス分演奏出来るようになった段階で、Aメロのはまりがどうもしっくり来ないことに気付いた。
ヒャダインさんにも確認を取りつつ、メロディーを変更。
よりフックが強まったと思う。
歌詞もその場で書く。
引き続き、2点。


4月23日

朝方、ヒャダインさんと歌詞のやりとり。
昨日の段階の歌詞を夜のうちにパスしてはいたが、ありがたいことに戻しも大変迅速で。
さすがです。
残念さが強まった歌詞を持って、スタジオへ。

昨日に引き続き、制作作業。
一通りアレンジが固まる。
直線的なビートが良い感じ。
湯浅のギターパートなど細かい部分は明日へ持ち越し。

帰宅途中、終電で寝過ごす。
自宅最寄り駅から5駅ほど過ぎたあたりで気付いた。
折り返しの電車もすでになかったので、タクシーで帰宅。
…しようと思ったが、タクシーが全然通りかからない。
なので、戒めの意味を込めて、2駅分歩いてからタクシーを拾った。
疲れた。


4月24日

朝方、ヒャダインさんと歌詞のやりとり。
フルコーラス分の歌詞を仮埋めする。

スタジオ作業最終日。
湯浅のギターパートの調整に時間がかかる。
ギター2本で完結させようと思ったら、かなり作り込まなければならない。
もう10年も続けてきた作業ではあるが、難しい。
ある程度のメソッドは構築してきたつもりではいるけれど、パターン化するのも嫌。
常に、自分を裏切りたい。
なので、湯浅に求める課題やリクエストもいつも多い。

帰宅の際、終電間際の電車が止まっていた。
駅のホームに人が溢れかえっている上に、「電車はあと2本しかありません!」というアナウンスがされている。
次がいつ来るのかもわからないし、このホームにいる人たちが全員同じ電車に乗り込むことを考えたら恐ろしくなったので、渋々改札を出る。
すぐにタクシーを拾うことも考えたが、昨日に引き続きしばらく歩いてみることにした。

歩きながら何気なく、ライブハウス 学芸大学メイプルハウスのディレクターをやっている友人に電話をすると、「店にいまポニーテールスクライムの子たちがいるので来ないか」と誘われる。
ポニーテールスクライムは、数年前ベボベLOCKS!で僕にそっくりだと話題になったリスナーの「たんぽぽクラブ」が現在やっているバンド。
彼らの面倒を見ているその友人のつながりで、時々会うことがある。
彼が車で迎えに来てくれるというので、表参道で落ち合うことになった。

現在位置の市ヶ谷駅から歩いて、神宮外苑を通り、青山通りへ抜ける。
道がわからないことはなかったが、普段、通るとしても車で行く道を歩いてみると、思ったよりも距離があった。
道もかなり暗かったので、怖いというか、暇だった。
小一時間歩き、友人と合流。メイプルハウスへ。
そのまま友人とポニーテールスクライムの面々とファミレスに行った。
閉店まで漫画の話とバンドの話をして、友人に車で家まで送ってもらった。


4月25日

昨日までの疲れがどっと出たのか、ほとんど丸1日寝てしまった。
ここまでガッツリ寝てしまうことも、寝れることも、なかなか無い。
0時前に起きたら仕事のメールと着信が山ほど来ていて、自分の知らない間に1日が終わったのを実感した。

深夜、ジョギングに。
おそらく、家の近所では最も車が通らない時間帯なので、走りやすかった。
空が明るくなりはじめた頃に帰宅。


4月26日

ジョギングから戻り、しばらく雑務仕事。

昼頃、父親と電話で昨年亡くなった祖父の法事について話した。
ツアーの公演日と丸かぶりだったので、僕は参加できない。
葬儀といい、開眼法要といい、祖父にまつわる諸々にはことごとく仕事が入っていく。
仕方ないと思ってもいるが、少しさみしい。

メールで湯浅とギターソロに関するやりとり。
軽いデモを作ってもらい、フレーズを確認する。

湯浅は昔から、いまいち意図が汲み取れないフレーズを作ってくる節がある。
それが宇宙的で良い時も多々あるのだけど、ハマりが悪いこともある。
それらをレコーディング現場で直すことも多いのだけど、さすがに時間がもったいなさ過ぎる。
うちのバンドの場合は僕と湯浅のギターしか上物(うわもの)がないため、2人で作り込まなければならない部分も多い。
フレーズをきちんと決めておかないと、重要な音色選びやテイクに時間が割けなくなってしまうのだ。
そのため、最近は何らかの形であらかじめ確認、確定しておくようにしている。
湯浅に僕の家に来てもらって最終詰めをすることもあるが、今回は時間の都合でこういう形での確認にした。

てっぺんを回る前にギターソロがほぼ決まった。
細かいニュアンスは当日現場で詰めることにした。


4月27日

寝るタイミングを見失い、朝まで起きていて。
ようやくウトウトしたあたりで、Amazonさんからお届け物が。
映画「リング」Blu-rayが届いた。
意外にもBlu-rayが出ていなかった「リング」。
高画質で観れる歓びで、早速観てしまう。

VHSが物語のキーとなっている作品をBlu-rayで観ているこの感じ。
作品中に出てくるビデオテープやブラウン管のテレビ。
このアナログ感に趣を感じるし、怖い。
「ダビング」なんて言葉も、今では「ダウンロード」や「コピー」の方がしっくりきてしまう。

日本人の「怖い」という感覚には「趣」とか「侘び寂び」もかなり含まれていると思っていて。
キャンプ場で人を襲うジェイソンよりも、井戸から出て来て畳を這う貞子の方がよっぽど「怖い」。
それが、3Dで飛び出て来たり、YouTubeのウィンドウから出て来たりしたって、ただビックリなだけじゃないか!
…いや、「貞子3D」も観てみたいけれど。
でも少なくとも、僕が好きな「リング」の怖さは、お化け屋敷のそれじゃなく。
日本人の、もっと生理的な部分に触れてくる怖さだと思っている。


REC1日目。オケ録り。
「HIGH COLOR TIMES」を録ったスタジオでの、ひさしぶりのレコーディング。
今回の目標としては、まず、「ドラムとベースの塊感」。
とにかく、グッと引き締まったリズムに仕上げたかった。
音色を決め、ドラムの録り方を諸々調整して、ドラム+ベースを先に録る。
夕方過ぎには終わり、夕飯を挟んでギターのダビングへ。

うちのレコーディングは、テイクを重ねることは多くないものの、とにかく録り物の量が多い。
いわゆる隠し味的な音を沢山録っている。
その音色を決め、場合によってはシュミレーションをしつつ録るので、量に時間を食われてしまう。
僕のパートを録り終えた頃にはすでに24時を回っていた。

深夜のレコーディングは大変危険である。
判断力が著しく低下する。
体力も消耗しているし、ケアレスミスも多くなる。
そんな時間に大体、湯浅の出番はやってくる。
湯浅の雰囲気系の録り物も、ギターソロのテイク聴きも、どんどん辛くなってくる。
しかも、そんな時に限って、妙な所でハマったりしてしまう。
頑張って、なんとかかんとか30時には終了。

もう明日が始まっている中、帰宅。就寝。


4月28日

REC2日目。歌録り。

いつも歌録りで使うことが多いスタジオへ。
朝のうちにヒャダインさんとメールで歌詞を確定させた。
「初恋」の歌録りの日に歌詞が書けず、録りを飛ばしてしまうということをやらかしたばかりなので、ちゃんと歌詞が出来ているこの安心感。

夕方集合で、夕飯までに僕パートは済ませ、関根パート。
順調な歌入れだったと思う。

作業を終えて、下北沢へ。
下北沢GARAGE出口さんが、ペトロールズのレコーディング現場にいるとのことなので、少しお邪魔しに行った。
仕上げたてのライブ音源を聴かせてもらい、しびれた。最高。
長岡亮ちゃん氏とも久々に会えてよかった。


4月29日

REC3日目。TD。

録りからかなり作り込んでいたので、きちんとイメージ通りに組みあがった。
エフェクトや細かい演出を調整。
ギターも狙った効果が上手く出た。
色々とトライアルな部分も多かったレコーディングではあったけど、自分のアイデアがなかなか実用的だったので、今後も使っていこうと思う。
音圧的には、マスタリングでがっつり持ち上げる予定。


4月30日

出来上がった音源をヒャダインさんに聴いていただいた。
良いリアクションを貰えて嬉しかった。

昼から、さらに次の新曲の制作リハ。
デモを再現してみようとするが、どうも上手くいかない。
結局、メロディーを変更してみることにした。

終電で帰宅。


5月1日

昼、HMJMへ。
昨年、うちのバンドのUstream企画で対談させていただいて以来1年以上ぶりに、カンパニー松尾さんにお会いした。
カン松さんはとても気さくな方で、話も相当面白いし、上手い。
小一時間ほど打ち合わせをさせていただき、正式に、ミニアルバム「初恋」のアートワークに関わっていただくことになった。
すごく楽しみ。

午後から、新曲制作リハ2日目。
昨日の続きで、メロディーやリズムを変えてみたり、色々と試してみるが上手くいかず。
デモと全くアレンジにしようと思ったら、そもそも違うことをしなければいけなさそうだ。

夜、下北沢GARAGEの人事変更パーティーイベントへ。
長年店長を務めていた出口さんがマネージングディレクター(?)となり、
僕がバイトしていた当時(一応)後輩だった、まこっちゃんが新店長になった。
僕自身、仕事でクタクタだったのでかなり朦朧としていたが、まこっちゃんも祝い酒で泥酔して変な感じになっていた。笑
みんなの家であるGARAGEを、さらに盛り上げていってもらいたいです。
僕も出来ることがあれば何でも協力したい。


5月2日

新曲制作リハ3日目。

曲の構成を根本的に変更してみることに。
リズムもコード進行もテンポもメロディーも変えたら、まるっきり別曲に。
当たり前だけど。
でも、これはこれで全然良いバージョンになったので、良しとする。
なかなかファンキーになった。


5月3日

昨日までの制作を受け、大人たちに意見を聞く。
元々作っていたバージョンと、新しく作った別曲バージョンを聴き比べてもらう。
結果、元々のバージョンをベーシックに作業を進めることになった。
後者は後者で全然成立しているので、別曲としていずれ立ち上げることにしようとなった。
曲のストックが出来ると、ちょっと気持ちに余裕が出る。
いつも時間がギリギリだしキツキツなので、本当に嬉しい。


5月4日

ひさしぶりに、一日オフ。
たまっていた家事を片付けて、あっという間に一日が終了。
どうせまた散らかるのにね。


5月5日

午前中、呂布から電話。
急遽、この日の夜にあったJAPAN JAMを観に行けることになった。
ズットズレテルズの再結成は、僕もすごく楽しみにしていた。
3年前の「閃光ライオット」でお目にかかって以来だし、何より、今のズレテルズが観たかった。

GARAGEの出口さんも誘って、新木場コーストへ。
トライセラ&杏子さんの激シブなアクトも観れた。
大好きなトライセラが大好きなバービーの曲を演奏するなんて、普通に完全に高まった。

OKAMOTO'Sのライブをちゃんと観たのも、かなり久しぶり。
ハマがすごく堂々としていて、印象的だった。
し、ドヤ顔にウケた。笑
僕がいうのも何だけど、本当、立派になったなぁと。
遠い目。

そして、ズットズレテルズ。
どういう攻め方をしてくるのかなぁと色々予想していて。
『あれから3年経ったズレテルズ』をかましてくるんじゃないかと思っていたのだけど、
そしたらなんと、『3年前の翌日』みたいな感じでびっくりした。笑
全員が集まるとこのグルーヴが生まれるんだなぁと感心つつも、OKAMOTO'Sのメンバーの責任感やプロ意識の成長もひしひしと感じて、先輩として遠い目。
僕も、もっと頑張らないといけないな。

深夜、元ランクヘッド ドラマー石川龍(ドラゴンさん)ご夫婦のお宅でホームパーティー。
昨年ご結婚されたお二人の新居でホームパティーをやろう!という話をずっとしていたのに、なかなかみんなの予定があわずに実現出来ていなかった。
引っ越しから半年以上が経ってしまったけど、GWということで、ささやかだけどオフらしい時間が過ごせた。
みんなで具を包んで大量の餃子を焼き、奥様の手料理に舌鼓を打った。
僕はお腹いっぱいになったところで爆睡。
ほんとすいません。


5月6日

ツアーリハーサルが始まった。
いつもならツアーが始まるまでに1ヶ月は余裕を持ってリハーサルに入るのだが、制作スケジュールとの兼ね合いでかなり時間が削られてしまった。
短時間で練り上げていかなければならない。

スタジオでセットリストの打ち合わせ後、慣らし運転的なリハーサルから始める。
基礎練習や楽曲のおさらいを中心にこなす。


5月7日

ツアーリハ2日目。
昨日と同じく慣らし運転的なリハーサルをしつつ、作り込まなければならない部分の組み立てに取りかかる。

帰り際、電車でうつらうつらとしていたら、突然喉が痛くなる。
この痛み方はまずいと思い、帰宅後すぐにうがい薬でうがい、さらに喉の薬も飲み、マスクを2枚して、加湿器ガンガンで就寝。


5月8日

…が、朝起きると、唾液が飲み込めないほどの喉の痛みに加え、身体がだるい。
どうやら時既に遅しだったようだ。
ツアーが目前なことも考慮して、リハはお休みさせてもらうことにした。(メンバーは3人でリハ。)

ただ、ゆっくり風邪を治している時間もないので、明日にはリハに復帰出来るよう、にんにく注射を打ちに行き、薬も処方してもらう。
帰宅後、ベッドに横になったところで、熱の気配。
計ると、まさかの38.5℃。
病は気からとよく言ったもので、自覚した途端、さらに熱が跳ねた。
最終的には39.3℃まで上がり、寝ているのも辛かった。
そこそこ暖かい日だったが、ヒートテックを着込み、水で薄めたポカリスエットをがぶ飲みし、汗をかきながら寝続ける。
汗だくで起きては着替え、起きては着替え、をくり返した。


5月9日

朝方、熱のピークは越したようで、平熱近くまで下がった。
喉はまだ万全ではなかったが、昼過ぎからリハへ。
歌わずに演奏のみの練習をした。

リハーサル後、中国国内で放送される音楽番組の打ち合わせ。
僕らの特集を組んでくれるそうだ。


5月10日

機材に関する打ち合わせ。
ツアーに向けて、各々の機材システムの調整。

夕方からツアーリハ。

途中でスタジオを抜け、新曲制作の打ち合わせへ。
既に発表されているように、ミニアルバム「初恋」には、岡村靖幸さんプロデュースの楽曲が収録される。
ここまで、岡村さんと何度かスタジオに入りデモの制作をしてきた中で、数バージョンのアレンジが出来たため、最終的にどのアレンジでいくかの話し合いをする。
数日後の制作リハに余白を残し、甘く諸々決めた。

曲の話をしながら、岡村さんと2人で途中まで帰った。
この感じ、すごいことだと思った。


5月11日

ツアーリハ。
順調に流れが組み上がって来た。
今日もストイックに練習。
過去の曲を演奏しながら、リズム練習をしながら。


5月12日

ツアーリハ。
セットリストの組み立てなければならない部分を完成させるが、ほとんど丸一日かかってしまった。
時間が無い中でこの時間ロスはくやしいが、良いパートが出来たと思う。


5月13日

一日オフ。

ライブプロデューサーの本間さんから、ツアーに向け、タンパク質を摂れる食事を心掛けるべし!と言われ、
意識的にそういう食事をするようにし始めた。
かなり偏食なので、豆・牛乳・肉or魚・玉子、を1日でしっかり食べたことなど殆どない気がする。
どういう効果だったのか忘れてしまったとけど、とにかく身体に良いそうなので(笑)そうすることにした。


5月14日

岡村さんとの新曲の制作リハ。
が、湯浅が体調を崩してしまい不参加。
僕の風邪が感染ってしまったらしい。
3人で出来る所まで詰めておき、さらに湯浅になるべく負担がないように決められる所は決めておく。


5月15日

岡村さんがスタジオに来てくれ、バンドと共に楽曲の詰め。
湯浅も復帰。

これまでのバージョンに、突然、岡村さんから新提案。
そのプランを組み込みつつ、アレンジの最終調整。
すごく面白い曲になってきたと思う。

夕飯は、メンバーと岡村さんで。
岡村さんに「この店、美味しいですから!」と太鼓判を押したのに、店がしなくていいリニューアルをしていて、味も正直落ちていた。
ほんとごめんなさい。


5月16日

ツアーリハ。
未決定の部分をひとつずつ埋めていき、ようやくセットリストの完成系が見えて来た。
が、これまで一度も最初から最後までを通せていない。
「これがせめて3日前なら…」とみんなで不安にもなるが、集中して身体に叩き込んでいくしかない。


5月17日

スタジオを広い所へ移し、全体ツアーリハ。

前日に決まったことを踏まえた調整後、強引にフルでセットを通す。
それでわかったのは、意外にも、形になっていたということ。
パーツごとに細かく作り込んでいたことが、間違ってはいなかったらしい。
さらに、微調整をして、ラフにセットを通す。
クタクタになって、リハーサル終了。
でも、風邪も治り、声も本調子を取り戻していたので演奏していて楽しかった。


5月18日

ツアーリハ最終日。
曲間やつなぎを確認後、全体の通し。
ここまで全員が集中して練習してきた甲斐あって、良い内容になってきていると思った。
というところで、すかさずテンポ感や細部の微調整をし、最後の通しリハ。
各々、どう動くかなど、見せ方の最終確認もした。


5月19日

取材日。
中国の音楽番組の収録。
慣れない中国語で「こんにちは、Base Ball Bearです」等の挨拶をしたりもしたけど、
きっと現地では「カタコトで面白い 笑」みたいに聞こえたりするんだろうなぁと。
いつか海外でライブをするなんて時には、挨拶くらいスマートに出来る人でいたい。

明日、ツアー初日だということもあり、割と早い時間に仕事終了。
支度もして、万全の状態で寝ようと思うも、不安で思わず練習をしてしまう。
結局、セットリストを通して、細かい部分の確認をしてから、就寝。
寝ながらリハの音源を聴こうかとも思ったが、脳が休めなさそうな気がしたので、普通に。


5月20日

ツアー初日。Zepp Tokyo。
7月11日発売のミニアルバムに収録する音源の録りもあるという、なかなか難易度の高い初日。
メンバー4人とも凄く集中して演奏をしていたと思う。
4人とも「楽しかった!」と言ってステージを降りることが出来たのが良かった。
漂う緊張感がスリリングで、本当に楽しかった。
お客さんもホームらしい盛り上がりを見せてくれて、嬉しかったし、心強かった。
どうもありがとう。
7月11日に渋谷AXで追加公演があるので、そこで是非またお会いしましょう。

帰宅後、明日からの岡村さん楽曲の歌詞書き。
…が、さすがに途中で寝落ち。


5月21日

レコーディング初日。オケ録り。

アルバム「新呼吸」を録っていたスタジオで久しぶりの録り。
岡村さんの提案でリズムを変更したり、フレーズの変更をしたりをしつつ、録っていく。
岡村さんにアコギを入れてもらったりもした。
いつもは長期戦になりがちな湯浅パートも比較的早期決着。
29時終了。


5月22日

レコーディング2日目。歌入れ。

昼、昨日のオケ録りの隙間で書いていた歌詞を加筆修正し、スタジオへ。
それでもまだ微調整をしたかったので、書き終えるまで、岡村さんのアコギのテイク差し替え。

歌録りは岡村さん監修の中、いつものように今村D主導で録っていくことに。
今村もちょっと緊張している感じだった。

岡村さんが今回の歌詞をすごく気に入ってくれているので、言葉がしっかりきこえるアレンジになっている。
それを踏まえて、自分ディレクションで滑舌に気を配って録っていった。

夕方、早めに録りが終わったので、EDIT中に岡村さんとエンジニアの白石さんと3人でドン・キホーテへ。
調味料やらアミノ酸やら、色んなものを買った。

夜、関根パートの録りや確認をして終了。
後日、これらの録り素材を元に岡村さんのEDIT日が設けられることになった。
すごく楽しみ。


5月23日

昼過ぎ、メンバー&スタッフで仙台へ移動。
半年と少しぶりの車移動が思っていたより、身体にきた。
それでもSAに寄ったりするのが楽しいのを思い出したりして、いよいよツアーめいてきた。

夜、仙台市内に到着。
前回は寒くなる直前の季節に来て、今回は暑くなる直前の季節。
だからか、「ついこの間来た感じ」が凄まじかった。

ひとり、飲み屋街の饂飩屋で夕飯。


5月24日

仙台本番日。

Zeppのライブを受けて、リハーサル時に曲のつなぎなどの細かい変更。
より、セットリストの精度を高めていく。
リハが終わっても本番前までメンバー全員練習しっぱなし。

今回は集中力がいる内容なので力が入ってしまいがちだが、逆に自由にやっていい部分もいくつか仕掛けてあって。
その緊張感とフリーキーな部分のバランスがとても良いので、演奏の充実感がかなりある。

この日のライブはメンバー全員にセットリストが身体に入った!という感覚があったと思う。
初日の「セットリストとの対峙」という感じから、「セットリストが血になっていく」感じ。
とても楽しんで演奏できた。
楽屋に戻った時の「よし!」っていうのがみんなにあった。
でも、MCで延々「BOYS BE…」の話ばかりしてすいませんでした。笑
次はもっと良いネタ仕込んでいきます。笑

打ち上げで、お茶漬け屋さんに。
昨日の飲み過ぎ&喋り過ぎで声がカスカスになっているローディーの上甲さんが、カスカスの声で喋りまくっていたので、呆れた。
声枯れの薬飲むより、あなたの場合は喋らないのが一番効くって。笑


5月25日

青森へ移動。
昨日の疲れで爆睡しているうちに着いていた。

お昼過ぎには着いてしまったので、青森駅をぶらぶら。
さらに歩いて、海辺を散歩していたらめちゃめちゃ雨が降って来て、慌ててホテルに戻る。
お土産でも買おうかと思っていたのに、駅ビルでSOY JOYを5個買っただけだった。

夜、ホテルの食堂で天丼を注文。
そしたらメインであるはずの海老天ぷらが、完全にエビフライで。
揚げたては揚げたてでも、こんがり揚がっていた。
ちくしょうと思いながらも大盛りを頼んでしまった手前、なんとか完食した。
頑張った。


5月26日

青森本番日。
昨日の強い雨が嘘のように快晴。
ホテルの窓から見える海が、すごく綺麗だった。
良い青だった。

青森も前回のツアーで訪れているので久々な感じはしなかったけど、お客さんの反応がとても良くて嬉しかった。
楽屋まで湿度でびしょびしょになるほど汗をかき、気持ちよく終演。
セットリストもこの感じでいけるという手応えがあった。

そのまま盛岡へ夜走り移動。
到着後、関根と堀之内とでラーメンを食べに行った。
にんにくラーメンに半チャーハンという鉄板で。

盛岡ではこの日と翌日が「東北六魂祭」ということで、深夜でも大にぎわいだった。


5月27日

盛岡本番日。

窓の外から東北六魂祭の祭り囃子がきこえる。
会場入り前にパレードを少し観に行った。
東北六県のお祭りが一同に介しているだけあって、すごいグルーヴ。
祭りビートと巨大な神輿や山車に圧倒された。
人の力を感じた。

盛岡でのライブは約3年ぶりにも関わらず、みなさんには熱く盛り上がっていただけてとても嬉しかった。
昨日に引き続き、熱気がすごく、全身ずぶ濡れ。
湿気も凄まじく、4人とも機材がやられながらも無事生還。
ハプニングも楽しみながら演奏出来た。
次はもっと早いうちに来れたらいいな。
楽しみに待っていてください。

打ち上げのお店が何を食べても美味しくて、ついつい食べまくる。
東北3公演を終えて、メンバー・スタッフで真面目な話もしつつ、真面目じゃない話もしつつ。
とりあえず、ローディーの上甲さんが始まっていて面白かった。

ホテルに戻り、泥のように就寝。


5月28日

東京戻り日。
基本的に移動中は熟睡。

夕方、青山の事務所に到着。
アーティスト写真のためのフィッティング。
さらに、MVの打ち合わせ。
これやりたいあれやりたい、を監督に伝える。
僕なりに思う所がある。

今村Dとレコーディングスタジオへ。
ミニアルバムに収録されるライブ音源のEDIT&TD。
ツアー先で音源を聴いて、エンジニアの上條(kj)氏に指示出来ていたので、かなりイメージに近い音が組まれていて、嬉し。
ここからさらに選曲をし、1曲ずつEDITしていく。
ツアーが始まったばかりなのに、もうライブ音源を作るなんて変な感じがするが、リアルタイムなディレクションが出来て案外良いかもと思った。
「いま、こういう風に演奏している」というのが具体的に反映されていると思う。
また、初日だったのでヒヤヒヤしていたが、テイクも良い感じで。
選曲に迷うという、嬉しい悩み。

30時まで作業し、帰路につく。
久しぶりの都内をタクシーで走る。
景色を見ていたら、知らないうちに寝ていた。


5月29日

昼過ぎから昨日に引き続き、ライブ音源の作業。
別に厄介なことをしていた訳ではないのに、普通に時間がかかる。
30時までかかって、一通りの作業が終了。
夕方から来ていた他のメンバーはここで帰宅。
今村Dも会議があるということで、32時にはスタジオを出た。
僕と上條氏はさらに細かい調整をし、35時に全作業終了。
良いライブ音源が出来たと思う。
それにしても、時間かかった。


5月30日

帰宅が正午頃ではあったが、疲れ過ぎて眠れず。
15時頃にようやく眠れた。

夜から岡村さんとの楽曲TD。
すごく素敵な仕上がり。
楽曲についてや、制作中の話は、またいずれ。

その後、ファミレスでジャケットデザインの打ち合わせ。
今村Dとデザイナー三栖一明で。
フォントなど文字組みに関してリクエストを。
打ち合わせが終わってからも、おしゃべりハイになってしまった。
28時、ファミレスを出る。

今村Dの車で送ってもらうその車内で、曲が揃ったミニアルバムを通して聴く。
今年1月からの制作があっという間に感じられた。


5月31日

言い訳出来ない完全な寝坊をぶちかましてしまった。
目覚ましに全く気付かなかった。
大慌てで事務所へ。

B.L.T.連載の取材。
1時間遅刻してしまったので、メイクをしながら色々と話す。
軽い撮影をして、別雑誌の撮影へ。
遅刻で撮影が押してしまって本当にすいませんでした。。

夕方から、都内某所でカンパニー松尾さんによるアーティスト写真撮影。
「写真は得意じゃないんだよ〜」とおっしゃるけど、松尾さんの写真、僕はすごく好きです。
2時間ほど撮影して、最後は松尾さんの「この場所では、(僕の技術では)上手く撮れません!笑」という一言で終了。笑
仕上がりが楽しみです。

帰り際、下北沢「一龍」でにんにくラーメン。
そういえば、下北沢に行くのが結構ひさしぶりだった。
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posted by bbb at 04:50| 小出祐介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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